パソコンからピッピッピッの警告音が・・・

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前回投稿でご紹介した我がDELLパソコン「Studio XPS 435T」のトラブル談の続きです。

あれだけの悪戦苦闘を強いられたのですから、我がパソコンは完全復活かと安心していました。
ところが、最近になってそんなパソコンも、再起動の際に正常に起動しなかったり(具体的症状は再起動を繰り返すこと)、休止状態からの起ち上げの際にはフリーズしたりと、調子がまたまたイマイチになってきたのです。

更には、電源を入れると電源ボタンのランプが点滅し(正常時は点灯状態)、ディスプレイの方は真っ黒で、Windowsは起動しない事態に。
そして、「ピッピッピッ」という単調ながらとても感じの悪い警告音だけが鳴り続けるようになったのです。(不吉な予感)

これまで、フリーソフトのダウンロード時に容量の大きいフォルダやファイルを一時的にデスクトップ上に置き、インストール後、削除等していたのですが、最近はうっかり放置したままだったので、それが頻繁に起こるフリーズの原因ではないかと軽く考えていました。

がしかし、フォルダやファイルを削除や別の場所に移動しても、症状は依然として改善されなかったのです。
焦りました。
堅牢PC「Studio XPS 435T」も「そろそろ限界なのか?」と諦めかけました。
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Windowsが起動しないことには、私として打つ手はもうありません。
このとき「これで一巻の終わりだな?」と正直なところ思いました。
そして、あの地獄のような?リカバリー作業が待っているのかと思うと、心境は最悪でした。

しかしながら、このことで復旧への希望が見えた気も実のところあったのです。
それは、警告音が鳴るときはハードウェアの差し込みが甘い場合によく起こることを、以前どこかで聞いたことがあったからです。
そのなかでもメモリーの場合が一番多いようなのですが。

早速、XPS PCの側面を開け、マザーボード上のメモリーカードスロットを確認しました。

DELL XPSの内部メモリーカード
DELL XPSの内部メモリーカード

このとき注意することは、電源ケーブルを外すのは勿論ですが、接続中の周辺機器類のコードも念のため外してから作業することです。

確認したところ、明らかに外れているメモリーはありませんでした。
一見何も悪いところはなさそうですが、そこがパソコンの微妙なところです。
面倒と思っても1枚1枚抜き差しを繰り返します。(私の場合6枚)
ちなみに、この作業はマザーボードやメモリーカード本体をぶつけたりしないよう慎重に行います。
静電気防止対策なども必要です。
余談ですが、PC内部に溜まったホコリなどもこの際掃除しておきましょう。

作業が終了したら、ケーブル類を接続し電源を入れ暫く様子をみます。
このときはワクワクドキドキ感でいっぱいです。

結果、あの不快なピッピッピッの警告音は発せられませんでした。
Windows 10も正常に起動してくれました。
暫く放置しておきましたが、その後不具合はおこりませんでした。
やはりフリーズ現象はメモリーの差し込みの悪さが原因だったようです。

それにしても、今まで正常に動作していたものが、どうして急におかしくなるのか納得できませんが、そこがパソコンという精密機械のデリケートなところなんだと、無理矢理自分自身を納得させます。
取り敢えずは解決です。

始まりは冷却ファンの暴走、そして最後はOSのリカバリー(リストア)をすることに

 

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2010年にデル(DELL)のオンライン・ストアで購入した
デスクトップPC「Studio XPS 435T」。
当初、Windows 7 Professional搭載のOSもアップグレードを重ね、
今ではWindows 10 Proに。

今回は、そんなデルのデスクトップPC「Studio XPS 435T」のWindows 10に辿り着くまでの紹介です。

Studio XPS 435T
問題のPC 「Studio XPS 435T」

実のところ、「Studio XPS 435T」はWindows 8アップグレード時点で、
メーカーのサポート対象外の扱いだったようです。
しかしながら、難なくインストールはできたのです(サポート外は後々に知る)。
そんなことってあるのだろうか?

いま思えば、確かにWindows 8アップグレード後は動きに不安定さはありましたが、それでも何とか動いてくれていました。
(Windows 8、8.1が短命だったことで、使用期間が短かったことや、影響するハードウェアが私の場合なかったのが良かったのかも知れません。)

そんなころ、ご存知のマイクロソフトによるWindows 10への移行呼びかけがPC画面上に頻繁に出るようになり、アップグレードの無償期間(*1)も設定されていたことから、しかたなく2016年の初めころにWindows 10 へアップしました。
移行後のPCの調子はマズマズだったように記憶しています。

しかしながら、そんな安定期間も長くは続かず、夏ころには冷却ファンの暴走とともにファン音が目立つようになったのです。
同時に、様々のエラーメッセージが頻繁に出るようになったのです。
調べてみると、エラーについてはWindows 10のアップグレードとは直接関係はなく、フリーソフトのインストールや削除の繰り返しなどによるファイルの一部欠損によるものではないかとの見解でした。

ところが、冷却ファンの暴走についてはネット上でも同じような事例はあるものの、見解がマチマチで決定的な解決策は見つかりませんでした。
どうやらWindows 10のある種の更新プログラムが原因のようなのですが・・・

原因はある程度絞れたものの決定打に欠け、欲求不満状態がしばらく続きました。
そんな訳で、このような状況ではイライラが募るばかり。、
精神衛生上も良くないと判断。思い切ってOSのリカバリー(リストア)を行うことを決断したのです。

先ずは必要なデータのバックアップです。
また、周辺機器(代表的なのがプリンター)などの各種ドライバの準備も事前にしておけば、後々の作業はスムーズに運びます。

私のように購入時のPCがWindows 7だった場合、当初のライセンスを活かすためには初期状態からの復元が必要で、
Windows 7→Windows 8→Windows 8.1→Windows 10という段階を踏まなければいけないので非常に厄介でした。
また、それぞれのOSの更新プログラムもその都度インストールしなければなりません。
更に、リカバリー以前入っていたアプリケーションも当然のことながらインストールすることになります。
考えただけでもゾッとしますが、快適なパソコンライフを取り戻すにはこれらの作業は避けて通れません。

このようにOSのリカバリー作業では、タップリの時間とある程度の忍耐力が必要なことを覚悟しましょう。
また、メーカーのサポートページなども充分参考にしながら作業を進めてください。
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これまでの経験から、もっとも厄介で時間がかかったのが、更新プログラムのダウンロードとインストール作業です。
古いOSほど更新プログラムが累積していてその数は半端ではないからです。(Windows7で200個くらいです。)
Windowsのインストールにかかった時間よりも更新プログラムの処理の方が大変だったというのが正直なところです。
尚、この更新プログラムの苦労談については、2015年12月20日投稿の「リカバリー後のWindows7、シャットダウン後の更新プログラムに苦しむ」の記事を参照ください。

努力の甲斐あって、リカバリー後のPCは動きも心持ち軽快でレスポンスが良くなった気がしました。
ちなみに、私の場合HDDを新しいものに交換(容量は前と同じ1TB)してのリカバリー作業でした。

こうして見事?生まれ変わったわが愛しのPC「Studio XPS 435T」ですが、そんなPCにまたまた悲劇が!
それについては次回の投稿(パソコンからピッピッピッの警告音が・・・)で。
To be continued(パソコンからピッピッピッの警告音が・・・)

*1:マイクロソフトによるWindows 10無償アップグレードは2016年7月29日まで。
但し、障がい者向けの無償アップグレードは今でも継続しているようです。