最近、自宅のネットワークLANでデバイスの表示が中途半端だったので、
ネットワークアダプターの状況を確認するためデバイスマネージャーの画面を開いたところ、「DVD/CD-ROMドライブ」の項目に黄色の感嘆符「!」が付いていることに気が付きました。
早速、当該デバイスのプロパティを調べたところ、通常なら「このデバイスは正常に動作しています。」とあるところ、今まで見たことのない次のようなエラーメッセージが表示されていました。
「レジストリ内の構成情報が不完全であるか、または壊れているためこのハードウェアデバイスを開始できません。(コード19)」
確かに、その後BLU-RAYドライブのトレイにディスクを入れても何の反応もなく、エクスプローラー上でも本来表示される筈のデバイスのドライブレター(K:などの表示)が消えていました。
ここ最近の当該パソコンの使用状況を考えても原因が思いつきません。
気になることと言ったら、Windows7からWindows10にアップグレードしたことぐらい。
でも、それは昨年11月下旬のことで、それ以後何度もこの光学ドライブは使用していて、その間別段の不具合はなかったはず。
ネットで調べてみると、iTunesが何らかの影響をしている云々の記事があったが、最近は当該パソコンでiTunesを扱ったことはないので、iTunesは関係なさそうだ。
次に、エラーコードで検索してみるとマイクロソフトのサポートに詳しいページがあり、事例的にもわたしのケースに当てはまるので、この対応方法を参考にしました。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/314060
サポートページはWindows8、あるいはWindows8.1を例に説明していますが、私の場合、Windows10ですが基本的には同じと判断し試してみました。
結論から言うと、OKでした。
操作後、BLU-RAYドライブはエクスプローラー上に認識され、デバイスマネージャー画面の感嘆符は消えていました。
但し、レジストリというWindows内の最も重要な情報を格納したデーターベースを操作するので、事前のレジストリーのバックアップと取り扱いには十分注意が必要です。
それでは、Windows10での作業手順をまとめておきます。
<作業手順>
1.レジストリーエディターを開く
PC画面、左下のウィンドウマークを右クリック⇒開いた画面から「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
⇒開いた画面の名前欄に「regedit」と半角英数字で入力し「OK」をクリックします。

2.「ユーザーアカウント制御」画面が出るので「はい」ボタンをクリックすると「レジストリーエディター」画面が表示される。

3.「レジストリーエディター」画面の左画面で次のレジストリーサブキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E965-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}
4.上記レジストリーサブキーの最後尾の{4D36E965-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}をクリックすると、右画面にいくつかのエントリが表示されるので、その中から次のエントリを探し削除します。

UpperFilters ・・・このエントリは私の場合最初から存在しませんでした。
LowerFilters ・・・削除を確認するメッセージが表示されますので「はい」をクリックし、削除します。
5.レジストリーエディターを終了します。
6.PCを再起動します。
7.PC起動後、デバイスの状況を確認します。


ちなみに、作業終了後、念のため再度「レジストリーエディター」を開き、レジストリーサブキーがどうなっているか調べたところ、
「UpperFilters」の方は相変わらず存在しませんでしたが、「LowerFilters」の方は復活していました。恐らく一旦削除し再起動によって完全な状態に回復したのだと思われます。
とりあえず、トラブルはお陰さまで解決しましたが、原因については明らかにはなっていません。Windows10にアップグレードしたことは、ほとんど関係ないと思いますが、その辺も定かではありません。
原因について考えを巡らしていた時、ひとつのことを思い出しました。
それは、iTunesのアップデートです。確かにこの間iTunesを当該のパソコンで開いてはいませんが、「*.*バージョンが利用できます」と言ったアップデートのお知らせでファイルをダウンロードし更新したような気がします。
詳しい日程等は覚えていませんが、その辺りが影響したのかもしれません。